Bach Tris Set 4-7-10
インヴェンション4番、7番、10番がまとめて受講できるお得な3点セット
4番、7番、10番のマスターコースをお得価格でまとめてご購入頂けます。
この10番は、15曲の中でも譜読みがそう難しくなく、とっつきやすい方です。 リズミカルに弾くことで、Bachのフレージングを体感すると、この先の曲への道が 開けてきます。
この7番は、しっとりとしながらも即興の要素も含まれており、音楽的には難易度 の高い曲です。 使われる音型は、形を変えて色々なところに出現します。全てがはまった時のその 美しさは、非常に繊細で感情豊かなものとなります。
この4番は、重厚感溢れ、短調でありながらも”華やか”な曲です。 使われる音型はとてもシンプルで耳に残りやすく、フレージングも割とシンプルな ので、Bach初心者さんにも手が出しやすいです。
インヴェンションとシンフォニアの初稿は、J.S.バッハの長男のために作られた、 『ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集』に掲載されています。名前も異なり、『プレアンブルム(Praeambulum)*』と『ファンタジア(Fantasia)*』とされています。 (1720年1月22日に着手)
その後、J.S.バッハ本人により修正や変更など手が更に加わり、タイトルも『イン ヴェンション』と『シンフォニア』に改定されました。
J.S.バッハ自身はその最初のページに、こう書いています。
"これは、チェンバロ愛好演奏家、特に学習意欲が盛んな人々に、(1) 2声を正しく演奏することのみを学ぶのでなく、さらに上をいき、(2) 徐々に上達することで、3声部の”オブリガート(助奏)”パートのアプローチを正しく明確に行い演奏し、カンタービレ(歌う)奏法を身につけさせること、それに加え、作曲の面白さ に気づかせるのに非常に有効な手引きである。著作者Johann Sebastian Bach, アンハルト=ケーテン候宮廷楽長"
*プレアンブルムはプレリュードと近い意味の言葉で、前奏曲的意味を持ちます。
*この『ファンタジア』は”幻想”の意味でなく、耳に残る個性的で素敵な (fantasticな)モチーフをふんだんに使ったInvention、自由なスタイルの対位法 の曲、という定義で16~17世紀に使われていました。